当記事では、『Apex Legends』で活躍しているプロの感度を元に最強の感度と感度の合わせ方について紹介していきます。
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感度について詳しく
まず初めに、感度にまつわる言葉の解説をしていきます。
基本的に感度とは、『DPI』と『ゲーム内感度』によって決まります。そしてその2つの数値を掛け合わせたものを『eDPI』(DPI×ゲーム内感度=eDPI)と言います。
また、『振り向き』も指標の1つとして利用されます。
『eDPI』とは、Effective Dots Per Inch(有効DPI)の略称で、マウスの感度設定に関する単位の1つです。
具体的には、マウスのDPI(Dots Per Inch、1インチあたりのカーソルの移動ピクセル数)とゲーム内のマウス感度の設定値を掛け合わせたものをeDPIと呼びます。例えば、マウスのDPIが800で、ゲーム内のマウス感度が2.0の場合、eDPIは1600となります。
eDPIは、マウスの感度設定において、どの程度マウスが移動するかを示す重要な指標です。
eDPIが高い場合は小さなマウスの移動でも大きくカーソルが動くため、正確なエイムが必要なゲーム(CSGO、VALORANT等)では低いeDPIが好まれます。
一方で、eDPIが低い場合は、大きくマウスを動かさなければならないため、速い反応が求められるゲーム(Apex Legends、OverWatch等)では高いeDPIが好まれます。
『振り向き』とは、ゲーム内で(180度)振り向くのにマウスを何センチ動かす必要があるかという値です。
振り向きに必要なセンチ数が大きいと「ローセンシ(低感度)」、小さいと「ハイセンシ(高感度)」と呼ばれます。
~5cm | ウルトラハイセンシ |
5cm~10cm | スーパーハイセンシ |
10cm~15cm | ハイセンシ |
15cm~20cm | ミドルセンシ |
20cm~25cm | ローセンシ |
25cm~30cm | スーパーローセンシ |
30cm~ | ウルトラローセンシ |
プロ選手が使用している感度一覧
プレイヤー | dpi | 感度 | eDPI | 振り向き | センシ |
Albralelie | 800 | 1.2 | 960 | 21.65cm | ローセンシ |
Mande | 800 | 1.5 | 1200 | 17.32cm | ミドルセンシ |
Euriece | 800 | 1.3 | 1040 | 19.98cm | ミドルセンシ |
HisWattson | 800 | 1.4 | 1120 | 18.56cm | ミドルセンシ |
YukaF | 800 | 1.2 | 960 | 21.65cm | ローセンシ |
Ras | 1200 | 1.0 | 1200 | 17.32cm | ミドルセンシ |
Selly | 800 | 1.5 | 1200 | 17.32cm | ミドルセンシ |
Taisheen | 400 | 2.0 | 800 | 25.98cm | スーパーローセンシ |
Reps | 400 | 1.8 | 720 | 28.86cm | スーパーローセンシ |
1tappy | 800 | 1.8 | 1440 | 14.43cm | ハイセンシ |
もっと多くのプロの感度を知りたい方はこちら!
プロの感度から分かること
プロが使用している感度を見てみると、9割以上のプレイヤーが『ローセンシ~ミドルセンシ(振り向き15cm~25cm)』に該当していることが分かります。
Apex Legendsは素早い動きが多く、敵のHPも多くエイムを合わせ続ける能力が重要になるためこのような感度の傾向になっていると考えられます。
スーパーローセンシ以上(振り向き25cm~)だと素早い敵を追うのが困難、スーパーハイセンシ(振り向き10cm以下)だとエイムを細かく合わせ続けることが困難になってしまうので必然的にミドルセンシが多く使用されています。
ローセンシのメリット・デメリット
ローセンシのメリット
- 低いセンシを使用することで、エイムの細かい微調整がしやすくなり、正確なエイムが可能になる
- 高い安定性が得られる為、エイムがコンディションに左右されにくい
- ハイセンシと比べて、中・遠距離での撃ち合いがしやすい
- 大きなマウスパッドを使えば、マウスを広範囲に移動させることができ、広い範囲をカバーできるようになる
ローセンシのデメリット
- 視点移動でマウスを大きく動かす必要がある為、慣れるまで腕や手首が疲れる可能性がある
- 素早い視点移動が必要なキャラクターが使いづらい
- ローセンシを使用するためには、大きなマウスパッドや十分なスペースが必要になるため、狭いデスクスペースでは使いづらい場合がある
ローセンシ・ミドルセンシにおすすめのマウス
『Logicool G PRO X SUPERLIGHT』はプロ選手の中でも使用率が1番高いマウスです。
63g未満と非常に軽量で、ワイヤレス接続な為ローセンシでも疲れづらく操作しやすい、買って間違いない最高のマウスです。
バッテリー持続時間は70時間もあるため、ゲーム中に充電が切れる心配もありません。
『Razer Viper V2 Pro』は重量が58gと非常に軽量なワイヤレスマウスです。
非常にスペックが高い分価格も高いため、最高峰のスペックを試してみたい人におすすめのマウスです。
ローセンシ・ミドルセンシにおすすめのマウスパッド
実際に使用している選手
Ras選手、Nafen選手、Sweet選手
ハイセンシのメリット・デメリット
ハイセンシのメリット
- 視点を動かすのに必要なマウスの移動量が少なく済む
- マウスを少し動かすだけでカーソルが大きく動くため、敵の動きに素早く反応することができる
- 視点移動が素早いためクリップ等にした時の見栄えが良くなる
ハイセンシのデメリット
- 安定した細かく正確なエイムが難しい(特に中・遠距離)
- 少し手が動いてしまっただけでもカーソルが移動する為、細かい操作がしにくくなる
- コンディションに左右されやすい
プロから学ぶ最強感度と感度の合わせ方
そしてローセンシ・ハイセンシ両方のメリットを併せ持った最高の感度が、プロの使用率も非常に高い『ミドルセンシ』です。
具体的な数値で最強の感度は存在しません。何故なら、そんな感度があるなら全てのプロが使用している筈だからです。
具体的な数値ではありませんが、実際にプロの使用率が非常に高い『ミドルセンシ』が最強の感度と言えるでしょう。
そして感度の合わせ方、それは『1つの感度を固定して使う』ことです。
現在『ローセンシ~ミドルセンシ』プロの使用している平均感度の圏内にいる方は感度を変える必要はありません。
何故なら、感度を変更しただけでエイムが良くなることは基本ないからです。(元の感度が極端でない場合) 感度を固定して長時間ゲームをプレイするのが一番のエイム上達方法です。
極端なローセンシ・ハイセンシの方は平均値に近い感度にすることで、今よりエイムが安定する可能性があります。
特に、FPS初心者の方には何も知らないまま極端なハイセンシにしている方がいます。
その場合は、少しづつでも感度を下げていきましょう。最初は違和感を感じるかもしれませんが、長期的にみた場合早い段階で矯正しておいて間違いありません。
まとめ
- プロの多くは『ローセンシ~ミドルセンシ(15cm~25cm)』を使用している
- 具体的な数値での最強感度は存在しないが、『ミドルセンシ』が限りなく近い
- 感度を固定して長時間ゲームをプレイするのが一番のエイム上達方法
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